皆様ボランティアという言葉はよく耳にすると思います。
では、そもそもボランティア活動とは何なのでしょうか。
今回はどういったことをするとボランティアと言えるのか、詳しく説明していきたいと思います。
まずボランティアの定義を確認しましょう。
第一に「自発的である」ということが挙げられます。
これはとても重要で誰かに強制されて行うものではありません。
団体であろうが、個人であろうがこの自発的であるというとが大前提です。団体の場合、誰かに参加しなさいと促され、仕方なく参加する。
これは表面上はボランティアと捉えられるかもしれませんが、定義に沿って見てみるとボランティアとは言えないということになります。
次に「無償であること」です。金銭的、あるいは相手の心遣いであろうが、それを受け取ることは認められません。そして「利他的であること」も挙げられます。
前述の無償であることに繋がるのですが、自分の利益を犠牲にしてでも、他人の事を優先することが必要です。
例えば自分の住んでいる場所と違う地域に行くには時間もお金も必要となります。
それを無償でその場へ行き、他人のためになる事をするのは必ず損へとつながります。
しかし、ボランティア活動においてそれを損と捉えることは定義に反することになります。
ボランティア活動をするうえで「タダ働き」という気持ちを持ってしまうのは、それはボランティアではないということです。
さて、ボランティアの定義は理解していただけましたでしょうか。
そこでボランティア活動を考えている方へとても重要な心構えを見てみましょう。
前述の内容を把握していただくと分かりやすいと思いますが、ボランティア活動には覚悟がいります。
規模の小さな活動だと自分の損を気にすることなくできます。
しかし、大規模な活動となると自分の思っていた以上に時間を費やし、体力を消耗するものです。その時にボランティア活動に参加したにもかかわらず、「やはりやめておけば良かった。もう辞めてしまいたい」そう思ってしまうとどうでしょう。
そこからの活動は自発的と言えるでしょうか。利他的と言えるでしょうか。始めたときは確かに自分のことを顧みず、自発的に参加できるかもしれません。
ですが、後に気持ちの変化が現れる可能性があるのも確かです。
ボランティア活動をしようという気持ちはとても大切ですが、最後まで定義に自分を当てはめることができるのかということをよく考え活動に参加する必要があるのです。