教育委員会の役目
地域の教育活動は、行政の一組織である教育委員会が率先して行っています。
教育委員が定期的に学校を回って授業を参観することで、適切な教育指導が行われているかチェックを行います。
子どもたちも偉い大人の人が授業を見に来るとあって少し緊張感を持って授業に取り組む良い機会となるので、定期的に実施することが好ましいと考えています。
教育機関と地域の連携
子供の教育環境を充実させ、よりよい環境で勉学や運動に取り組むことができるようにするためには、学校や行政、そして地域社会との連携が不可欠です。
授業が終わればそれで役割は終わりというわけではなく、地域のボランティアグループとの連携を模索することによって授業後の課外活動にまで教育の幅を広げることができるのも魅力です。
学校と地域社会との連携を密にすることによって開かれた新しい教育環境を整えることにもつながってくるのです。
子どもたちの教育というのは、教育機関のみで完結するものではなく、地域社会において育まれていくことが求められます。特に、現代社会においては変革の激しい時代と言われ、その次代を乗り越えていくことができる柔軟性のある人材の育成が社会的に求められており、NPO、地域住民、そして企業との連携を取ることによって子どもたちにとって教育上良い環境を整備することが地域社会の役割でもあるのです。
地域社会とつながることによって新しい人と人とのつながりが生まれることから、学校という組織が地域で孤立した存在ではなく、地域社会へと進んで連携を取り、溶け込んでいくことで子どもたちの活動の場を広げていくことにつながるのではないでしょうか。
子どもたちへの教育というのは教育機関で完結すると言った考えはすでに古いとされています。地域活動に積極的に取り組むことによって大人との接し方を自然と学ぶ良い機会になるのでとても良い機会であることが分かるでしょう。
学校が週5日制に移行して早20年以上が立ちますが、その間教育の役割を課程へ丸投げしてしまった感は否めません。
そういった反省から地域社会やNPOとの連携を新たに模索していくことにより、子供が教育機関でも教育を受けたり新たな人間関係を育む事ができる環境を整えることに力を入れてきました。
地域においては子どもたちが自主的に参加し、新たな経験をすることができるイベントや課外活動が頻繁に開催されるようになり、地域との結びつきも強固になっているのです。