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安く直そう!スポーツスターXL883Lニュートラルスイッチ交換

スポーツスターによくある症状らしいのですが、ある日から時折ニュートラルのインジケーターランプがつかなくなり、しまいにはとうとう全くつかなくなりました。

バイク屋さんに問い合わせると、スイッチの消耗が原因ならばスイッチを交換が必要との事。

また交換にしても修理にしても、それなりの金額はかかるとの事で、修理は修理代を考え少し躊躇していました。

なのでそのまま乗り続けていましたが、信号待ちの停車中にニュートラルに入れる際には、まず足の感覚でニュートラルの位置を探り、次にエンストしないようにゆっくりゆっくりクラッチレバーを離していき、本当にニュートラルに入っているかを感触で慎重に確かめながら、最後に完全にレバーを離すという、非常〜にストレスのかかる運転をしいられていました。

それが面倒な時は、停車中はずっとクラッチレバーを握りっ放しせざるを得ず、そうすると左手がかなり疲れ、これはこれで大きなストレスでした。

色々考えた挙句、まずはスイッチの交換を自分でしてみて、それでも直らなかったらバイク屋さんに修理依頼をしようと決めました。

*結果としては、スイッチの交換で復旧しました。

*自分が行ったスイッチ交換作業を紹介します(修理機種は 2009年式XL883Lです)。

使用工具・部品

バイクを買ってから、シガーソケット設置、防風シールド設置、オイル交換等少しづつ工具を買ってはいたものの、この為だけにも買わなければならない工具がありました。

これ一回(?)の使用になる可能性もあるので、なるべく安い物を選び購入しました。

 

ソケットレンチセット

これは今回の為に購入したものではありませんが、バイクを買った際に購入したものなので、一応紹介しておきます。

奥にあるニュートラルスイッチを外す際、若干長さのある薄肉のソケットレンチが必要なのですが、この商品でなんとかなりました。

 

電動インパクト

おそらく今後、ほとんど使うことはないだろうと思ったので、極力安い物を探して購入。

ただよく説明を確認していなかったのですが、この商品は車のシガーソケットから電源を取るタイプなので、車の横にバイクを置いて作業する事になるので注意して下さい。

また、回転が始まるまで少し時間がかかります。最初使用の際には「いきなり故障かな?」と焦らないようにして下さい。

 

 ソケット

今回の修理にあたり、一番の必要工具はこれだと思います。

サイズが合うかとても心配でしたが、うまく適合しました。

 

 ソケットコンバーター

上記、電動インパクトとソケットを接合するのに必要です。

 

ネジロック

動力の大事な部分を締め直す際に使用しました。

 

ニュートラルスイッチ

今回の主役です。

商品検索すると色々出てくるので、どれがきちんと適合し、耐久性があるのかとても不安でした。

私は一番安かったyahooショッピングから買いました<品番 OEM(純正)33900-99> 。

バッチリ適合しました^^

ハーレー 純正 ニュートラル スイッチ 1999 up XL 用 OEM 33900-99
ハーレーダビッドソン

 

 

修理(スイッチの交換)

今回の修理(スイッチの交換)でとても大変なのは、いろいろ外した先にニュートラルスイッチがある事です。

では順番に説明します。

 

①カバー外し

 

 

2009年式883Lはこんな感じになっています。

まずこのカバーを外す事からスタートですが、ご覧のとうり写真3枚目の一番下のビスを外すのだけがネックです。

というのは、マフラーとフットブレーキが邪魔で、ビスの長さによっては、マフラーまで外さないとビスを引き抜く事が出来ません。

ひとまずマフラーを緩めてうまくできないか検証してみました。

 

マフラー後方のこの2箇所のボルトを外して、マフラーに負荷がかかり過ぎないように気をつけながら慎重にマフラーを少しずらし、問題のビスを回し引き抜いていくと・・・幸いこのビスだけ短いビスになっていたので何とかギリギリ、マフラーを外さずにビスを取る事が出来ました。よかった!!

 

②フロントプーリー外し

次にこのキザギザの部品(フロントプーリー)を外します。

最初に対角線上に止められている2本のボルトを外し、ロックプレートを外します。

次に電動インパクト、ソケットインバーター、ソケットを接続し、ロックナットを外します。

まず、フロントプーリーにCRCを吹き付け緩みやすくします。

そして電動インパクトを使い、ガコンガコン少しずつ慎重に緩めていきます。

注意点として、このロックナットは逆ネジになっています。

時計回りに回転させ外す事になります。

万が一ナットやその他が割れたら大変なので、とにかく焦らず慎重に作業を行います。

ナットが外れたら、ベルトを緩めて手前に引き、ドライブベルトからフロントプーリーを取り外します。

ベルトは後ろのネジを回していけば緩みます。

緩めてベルトを少しずらして、また緩めてずらして・・・を繰り返して外していきます。

この時にどの位緩めたか(何回転させ緩めたか)、記憶しておいて下さい。戻す際の目安になります。

 

 

外した部品はかなりサビついていたので、CRCを吹き付け雑巾で拭き取り綺麗にしました。

 

③ニュートラルスイッチの交換

やっとここまできました。ちょっと写真が見にくいですが、この黒いカバーを取ると、ニュートラルスイッチがあります。

 

上記で紹介した17サイズのソケットレンチを使い、狭い隙間の先にあるニュートラルスイッチに差し込み取り外します。

そして新しいスイッチを装着し交換終了です。

*ただ紹介したソケットレンチは深さがそれほどないので、スイッチ上部に軽くかぶせ、スイッチを痛めないように回す事になりますので注意して下さい。

そして、ここで無事にランプがつくかを確認します。これ大事です。

つきました。これまたよかった!!

 

④元に戻す

フロントプーリーとベルトをはめ直し、後方のネジを回しベルトの緩みを直します。

後方のネジは先程記憶しておいた緩めた回数を目安に締め直します。

ロックナットに高強度、ロックプレートのボルト(ネジ)に中強度のネジロックを塗り、緩み防止を施し取り付け直しします。

本来ならここでベルトのテンション調整やトルク管理等をするのですが、私は知識不足だった為、それが出来ず、「取れない、緩まない」をとにかく重点に置いて組み立て直しました。

その意味でもネジロックを塗っておく事は、大事な一手間です。

 

この辺りにくると、作業に気が抜けてくる頃なので、フロントプーリーの締め直し作業も慎重に行って下さい。

最後にカバーを戻し、マフラーを締め直して終了です。

お疲れ様でした。

 

まとめ

修理後、快適なバイクライフを送っています。

インジゲーターがつくのとつかないとでは、本当に大きな違いです。

復旧して痛感しました。

尚、私、細かい整備に関しては全くの素人なので、何か説明で抜けている可能性があるかもしれません。

修理を試みようとされている方は、他のサイトも確認の上、自己責任にて対処願います。

修理後、幾度となく高速道路でも運転しましたが問題なく走れてます。

 

どの位スイッチが持つのかは分かりませんが、これで次回はスイッチ代だけで済みますので、長〜くスポーツスターを愛用されようとしている方は、一度トライしてみても良いかもしれませんね。

 

*スイッチといえば、ハーレーのウインカースイッチ、指が届きにくく、使いづらくないですか?

これもいじって使いやすくしてみました。

改良方法はこちら
ハーレーウィンカースイッチ 操作をしやすく

 

 

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