市議会議員には市議会議員選挙への立候補をして当選した人がなります。
市議会議員に立候補をするには次の2つの条件を満たすことが必要で、満25歳以上の日本国民で、3カ月以上立候補する市内に住んでいることということが条件とされます。
基本的にこれらの2条件を満たした人はだれでも市議への道が開かれています。
市議会議員は市の行うさまざまな仕事を行います。
その中の一つが、市議会議員が議会で市政を進めるために必要とされる条例や予算を決めるという仕事です。
そして、市長は市議会の決定に基づいて、実際のまちづくりを進めるのです。
その際、市議会には市民の代表の立場で十分な活動を行うことができるよう、議決権や調査権、監査請求権といった権限が与えられています。
そのような権限行使を議会として行うという範囲内で市議会議員の権限行使が認められています。
そして、市長と市議会議員はお互いに独立した立場で、行き過ぎを正したり、足りないところを補い合ってより良い市政を行っていくということになります。
この意味でも市議会議員と衆議院議員との関わりも同じような関係になっており、行き過ぎを正したり、足りないところを補い合ってより良い市政を行っていくといった関係になっており、市長を介してそのような関係が保たれているといえます。
市議会は市政が正しく行われているか調べるために、市の事務を検査したり、監査委員に監査をするように働きかけたり、実際に調査したりします。
このような調査を行うのは市議会です。
また、市議会には条例制定や予算決定、決算認定等の役割もあります。
権限行使できることとして、そのような役割を果たす市議会の一メンバーとして市議会運営に関わっているのが市議会議員なのです。
基本的には、市議会の仕事は市民みんなで考えて話し合って実行するのが望ましいのですが、実際には市民全員で行うのは難しく、選挙により市民代表を選んで行うということになります。
そのため、市議会議員は市民の負託に応えて公平・公正・誠実に職務を遂行するという責任があり、市民の代表者としての品位保持や常に市民全体の福利を念頭に置き行動することが大切になります。
さらに、議会の責務を遂行するために常に自己研鑽に努めたり、審議能力や政策提案能力の向上に努めることが必要です。
さらに、議会活動に関する情報などを市民に説明し、広く市民の声を聴いて議会運営に反映させることが大切です。