デジタルが普及している現在、様々な自分の情報をパソコンやスマホに蓄積していらっしゃる方は多いかと思います。
しかしデジタルを使いこなすことで、情報をスマートに管理することができる反面、その量はどんどん増えていくことにもつながります。結果、自分に万が一のことがあった場合、自動引き落としや課金などによって支払いを止めなければならないことに関して、残された身内の方が大変困ることにつながります。
デジタル終活を始めるにあたり、まずは何から整理しておくべきか、重要な2点についてお伝えします。
第1番目:ノート(エンディングノート)の作成
「デジタル終活なのにノートがいるの…」と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、ノートは大事です。
というのは、果たしてあなたと同じように残された方がモバイルを扱えるのかどうかとなると、おそらくそれは難しいと思われる方が多いのではないでしょうか。
「デジタル終活をしよう!」と思われるあなたですから、デジタルでの管理量とスキルは他の方より持ち合わせているという想像がつきます。
となると、無難なのは「ノート」になります。
ノートならパソコン等で印刷したものを切り貼りして管理することもできますし、メモとは違い、ちょっとどこかに紛れてなくなってしまうといったことも防げます。
いわゆる「エンディングノート」のようなものが一冊あると、より管理がしやすくなります。
第2番目:スマホとパソコンの画面ロックの解除方法をノートに明記しておく
最初にデジタル終活をする際に、銀行口座にログインするIDやパスワード等、お金に関する事に関連した方向にに目が向く方が多いのですが、まずは自分の普段使っているモバイル機器の画面解除に為の方法をしっかりノートに明記しておきましょう。
1番目にお伝えしたことを若干矛盾するかもしれませんが、残された方があなたのようにはモバイルを使いこなせなくても、それなりの対処ができるのであれば、あなたのデータを共有できることは、さらにいろいろな手配をしやすくなると思われます。
このパソコンやスマホのロック解除は業者に委託しても、とても時間がかかりしかも高額です。
ですので、まず、ご自身のモバイル機器の画面ロックの解除方法をノートに記載しておきましょう。
まとめ
まずはこの2点をしっかりおさえましょう。
その上で、さまざまなデータを一つ一つ整理していきましょう。
少なくとも身内の方が、必要なデータを引っ張り出すことができる状態にあれば、自分の中で見落としていた契約等があっても、対処を進める手助けになると思われます。