ジムに行くと、大半の人が巻いているベルト。
その意味を探ってみました。
ウエイトトレーニングベルトの役割
ウエイトトレーニングベルトは腰に巻くことで腹圧を高める効果があります。
腹圧が高まることによる利点はいくつかあります。
まず、お腹に力が入っていることをより意識しやすくなり、無意識に体幹が安定し、正確なフォームで安全にトレーニングすることができます。
また、スクワットやデッドリフトなどの腰に負担がかかるトレーニングにおいて、その負担を軽減することができます。
これは腹圧が高まることで内部から支える力が大きくなるからです。
それから、腰部の緊張状態が軽減されるので、股関節の柔軟性を高める効果もあります。
つまり、ウエイトトレーニングベルトを使うことは筋トレなどのパフォーマンス向上と、トレーニングの際の怪我の防止において重要な役割を果たすのです。
使い方のポイント
使うときに注意するのはできるだけしっかりきつく巻くということです。
巻く位置としては普段ベルトを巻く位置にトレーニングベルトの下部がくるのが理想的です。
ベルトの種類
ベルトの種類は多くあり、形状は大きく分けて全体的に広いタイプと、背中の部分だけが広いタイプの2つに分けられます。
全体的に広いタイプのものは体を前に倒す動作のときに少し制限がかかります。
素材は革製のものとネオプレンタイプがあります。
革製はネオプレンタイプに比べて強いサポートが期待できますが、持ち運びやすさとしてはネオプレンタイプの方がおすすめです。
バックルの種類もいくつかあります。まず、ピンタイプは1本ピンと2本ピンがあり、より高い安定性を求めるなら2本ピンがおすすめですが、慣れるまでは装着に少し時間がかかることがあります。
また、レバーアクションタイプはレバーバックルを穴に固定しておくタイプです。
操作が簡単ですが、位置変更の場合は少し手間がかかります。
また、クイックリリースタイプはフックバックルを2つ孔に差し込むタイプです。これはピンタイプとレバーアクションタイプの良いとこどりのようなタイプで、種目ごとに締める強さを変えることが可能です。