現代日本人の死亡原因のトップにもなってしまっているのががんです。
そして、がんの治療において重要なのは、いかに早期で発見できて、治療に早く入れて生命を守れるか、ということです。
早期に発見して治療に入ることが出来ればがんは特別怖い病気ではなく、完治する可能性が高くなる上に治療にかかる費用や時間が短縮されます。
そのために、がんには定期診断を受けることが有効とされているのです。
検診を受ければ全てのがんが早期で発見できるわけではないのですが、検診を受けなければ見つかるものも見つからないのが事実です。
がんは早期では自覚症状はほとんどないことが一般的なので、今が特別苦しいとか調子が悪い箇所がないから、と検診を受けずにいると、がんは体の中で進化しているかもしれません。
がん検診には様々な種類がありますが、X線や超音波、CT、MRI、PETといったような画像診断が主流となっています。
これら画像診断で疑わしいところを発見すれば、内視鏡検査などをして細胞をとり、病理検査を行ってがん細胞なのかどうかを確認するのです。
がん検診の受信方法は、それぞれの専門科への受診をする時にがん検診をしたいと申し出ることで受けられます。
女性特有のがんである子宮頸がんや卵巣がんなどは婦人科へ、大腸ガンなどは内科へ、といった風に、気になる箇所の専門科を受診して検診を申し出ましょう。
国ががんの早期発見を推進するために有る一定の年齢に達した人には無料で検診を受けられるクーポンが配られますので、それをキッカケにしてがん診断に行く人も多いです。
例えば乳癌では前年度に40歳・45歳・50歳・55歳・60歳になった女性には自治体から無料のクーポン券が贈られます。
自己負担で検診にいったとしても、ほとんどの検査代は2000円以内で行えるところが多いので、例えば誕生日を迎えたら定期的にがん検診にいく、など、自分でタイミングを決めていくようにすれば安心です。