先日愛車(ハーレースポーツスターXL883L 2009年式)を運転中、停車する度にギアの辺りからカラカラ音が鳴り出しました。
「何事か」と思いながら、なんとか無事に帰りましたが、かれこれ2年位オイル交換をしていなかったので、すぐさまオイル交換をする準備を始めました。
今回は備忘録を兼ね、交換に要したオイル、道具の紹介、および交換方法を紹介します。
使用オイル・道具
オイルセット
今回の主役です。
ネットで見ると色々載っているので、どれを買えば良いのか迷います。
幸い、前回購入したものが履歴に残っていたので、それを参考に(以前のものはもう販売していませんでした)選びました。
セットになっていて、オイルを吸い取る綿入りのビニール袋までついているので、とても使い勝手が良い商品です。
(2020年11月に作業実施 その後、快適です!)
オイルフィルター
なかなか独特の商品ゆえに、入手するにはネットで買うのが早いです。
こちらは以前も買っており、今回2回目の購入となります。
オイルフィルターレンチ
これは購入前に一度手で緩めてみて、もし緩むようなら買わなくてもいいでしょう。
(この時回しすぎないように注意!オイルが垂れてきます。念の為、作業をする時は下に新聞紙などをあてがって作業しましょう。)
フィルターは最終的には工具は使わず手で締めるので、ゆるみさえすれば購入不要ですが、長く乗るつもりの方は購入しておいてもよいでしょう。
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Oリング
交換の際、特に問題なければわざわさ交換するう必要はないかもしれませんん。
ただ値段がそんなにしないので、しっかり交換しておきましょう。
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シールテープ
こちらもそれほど高くはないので、きちんと用意しましょう。
空のペットボトル(大)
オイルを抜く時と、入れる時にこぼれないようにする為のものなので、ペットボトルでなくでも普通にA4位のいらない紙でも大丈夫です。
たまたま捨てるものがいっぱいあったので、今回はこれを使いました。
軽量カップ
オイルを測るのに使います。
120CCが測れれて、オイルを入れてもよいものが必要です。
特に物がない場合は、お米をはかるカップなどに水を入れます。
それをペットボトルに移して印をつけて、切り抜いて使いましょう。
お米のカップをそのまま使うのは、さすがに気が引けますので。
(動画を参照して下さい)
レンチセット
883をメンテナンスするのに、何かと重宝するので、お持ちでない方は買っておくことをお勧めします。
その際、ハーレー本体はインチサイズでの使用が多いため、ミリとインチサイズの両方が入ったセットを買うようにしましょう。
エンジンオイル交換の方法
まずエンジンオイルを抜き、次にフィルター交換(交換する場合)、そしてオイルの補充となります。
この手順で説明していきます。
エンジンオイルを抜く
【手順1】まずはじめにエンジンオイルを温める為に、5分から10分くらい、近くを走ってきましょう。
この事で、オイルがなめらかになり、使用していたオイルがきちんと排出されるようになります。
【手順2】エンジンオイルを交換する準備をします。
オイル受けをセット準備します。
そして栓がどこにあるのかを探し、取れないように締められているホースクランプを緩めます。
【手順3】オイル受けを栓の真下にセットして、栓を下に引き抜き、オイルを排出します。
*私はここのタイミングで、最後オイルが抜けっきたところで、数秒(ほんのちょっと!)、エンジンを回しで中のオイルを絞り出しています。
本当は、この後、フィルターを交換してからやるのが正しい方法のようですが、受け皿を移動させるのが面倒なので、このようにしています。
オイルの抜けた状態でエンジンをかけるので、回しすぎには注意です(ここは特に自己責任でお願いします)。わずかなオイル残量がそれほど気にならない方は、この手順すら省略しても良いかと思います。
【手順4】受け皿を引き出し、栓を閉めてホースクランプを締め直します。
フィルターの交換
【手順1】フィルターの下に受け皿を敷き、さらにペットボトルで加工した受け皿もセットします。
【手順2】フィルターを回します。手で回らないようなら、工具を使いましょう。
【手順3】新しいフィルターに120ml程度のオイルを入れ、ふち周りに薄くオイルを塗っておきます
120mlの測り方は、上記で述べました方法とは別に、伊藤園さんの濃いお茶などのペットボトルには残量ゲージがついてますので、そちらをうまく活用して下さい。
<メモリの表示は画像を拡大して確認して下さい>
*フィルターの中にしっかりオイルを入れておかないと故障の原因になるとの事ですので、忘れずに入れましょう。
【手順4】そしたら、設置し直します。
手で回るところまで回し、接触したところから1/2〜3/4回転、手で回します。
ここでは、工具は使いません。
オイルの補充
ただ入れるだけですが、3本目の入れすぎには気をつけて下さい。
私のバイクは、きちんとオイルが抜けていれば3本とも入ってしまいます(ちょっと多いけど…)。
一応入れ終わったら、エンジンをかけオイルを回し、ゲージできちんと補充出来ているか確認しておきましょう。
ミッションオイルの交換
次に、ミッションオイル(ギアオイル)の交換に入ります。
今回の私のメインです。
【手順1】インスペクションカバーを外します。
今回はこちらから作業しましたが、オイルを抜いてからでも構いません。
【手順2】再び受け皿をセットして、ドレンボルトを外してオイルを抜きます。
【手順3】ドレンボルトを清掃して鉄粉を取り、Oリングを交換し、さらにシールテープを貼り、再びボルトを締め直します。
アルミで出来ているので、締めすぎてなめないように注意しましょう。
【手順4】ペットボトルの余った部分を活用して、滑らせるようにオイルを補充します。
ちょうど一本入ります。
【手順5】インスペクションカバーを戻します。
まとめ
ここまでの流れを動画撮影しておりますので、こちらも確認してみて下さい。
ハーレースポーツスターXL883L オイル交換 - YouTube
*動画は編集音がカチカチ入ってしまってますが、ご容赦願います。
ほとんど乗ってなくても汚れるものなんだ・・・というのが感想です。
交換後、調子に乗って200km位走行しましたが、異音はなくなり、安心して運転ができました。
オイル交換の費用をケッチっていましたが、これからは必要維持費として、年に一回は交換するようにしていきたいと思います。
自分で交換すれば、安く上がりますしね!