最近「知り合いの名前が思い出せなくなった」とか「以前通っていたお店の名前が思い出せなくなった」ということがありませんか?
頻繁にこのようなことが続くと、自分はひょっとしたら「認知症」が始まってきたんじゃないかと思って怖くなってきますよね。
実はあることが思い出せなくなることを「もの忘れ」といわれています。
「もの忘れ」は確かに「認知症」に似ています。
では「もの忘れ」とは一体どのようなものなのでしょうか。
今回は「もの忘れ」について詳しくご紹介します。
「もの忘れ」には一体どんな症状が現れるのか?
シニア世代に差し掛かってくると、人の名前が思い出せなかったり、以前使っていた機械の使い方がわからなくなることがあります。
この症状のことを「もの忘れ」といいます。
「もの忘れ」の症状は、顔は知っているけど名前が出てこなかったり、3日前に食べた夕食が思い出せなかったりします。
ただし「もの忘れ」と「認知症」は全く別モノです。
次の章では「もの忘れ」と「認知症」の違いについて簡単にご紹介します。
「もの忘れ」と「認知症」の違いとは!?
こちらでは「もの忘れ」と「認知症」の違いについて簡単にわかりやすくご紹介します。
例)昨晩の夕食のメニューはハンバーグだった(事実)
・「もの忘れ」の場合
昨晩夕食を食べたことはおぼえているが、どうしてもメニューの名前が出てこない(昨晩何かを食べた事実はおぼえている)
・「認知症」の場合
昨晩食べたかどうかが思い出せない(昨晩何かを食べた事実を覚えていない)
という違いがあり「認知症」になると記憶自体がありません。
また逆に「もの忘れ」には、物忘れをしていると自覚があります。
「もの忘れ」の原因とは?
おおよそでありますが、50代を過ぎた人であれば「もの忘れ」は始まります。
「もの忘れ」の大きな原因は「脳の老化現象」です。
よって生理現象であり、それほど心配することではありません。脳に異常があるわけでもありません。
また日常の業務が多すぎたり、普段から覚えることが多すぎると、ちょっとしたことでも忘れてしまいます。
「もの忘れ」は脳のキャパ調整でもあります。
「もの忘れ」の予防法とは?
では「もの忘れ」の予防法は何かあるのでしょうか?
「もの忘れ」の予防法は以下の5つがあります。
①できるだけ外出して人と会う
②同じ人ばかりでなく、様々な職種や年代の人と会話をする
③頭を使いながら運動をする
④楽しいと感じることをする
⑤今までにやったことがない新しいことに挑戦してみる
「もの忘れ」の改善に効果が期待できる食べ物とは?
「もの忘れ」の改善に効果が期待できる食べ物はたくさんあります。
タンパク質系では大豆、卵、魚などです。
薬味系ではしょうが、ウコンなどが効きます。
また赤ワイン、コーヒー、緑茶なども効果的といわれています。
まとめ
今回は「もの忘れ」についてご紹介しました。
「もの忘れ」は50代を過ぎてくるとだれでも大なり小なり起こります。
「もの忘れ」と自分で自覚があるうちは大丈夫です。
問題なのは記憶そのものがなくなる「認知症」になったときです。