長い時間、座っているとおしりや太もも付近、さらに足の裏にかけてしびれるような痛みを感じることがあります。
このような症状は一時的にしびれたものであって、一般的には問題がないことが多いのですが、まれに梨状筋症候群を引き起こしていることがあるため注意が必要です。
梨状筋症候群の原因は梨状筋と言われる筋肉が硬くなる、もしくは引き伸ばされることにより近くを通っている坐骨神経とおしりの神経を圧迫することで生じます。
梨状筋が硬くなるのは長時間座っているだけでなく股関節を使用する運動を多く行い負担がかかったことや骨盤の変形が原因となることもあり、誰でも生じる可能性がある症状です。
ですが梨状筋症候群の場合、レントゲンを撮っても明らかに症状が確認できるわけではなく、特徴的なものがないため診断に時間がかかり、なぜ痛みが生じているのかがわかりにくい特徴があります。
原因がはっきりとわからないことも多いので、治癒までの時間がかかることが多いです。
梨状筋症候群は梨状筋が硬くなっていることが原因となって、痛みが生じているので鎮痛剤やブロック注射を用いながらしっかりとリハビリを行うことにより、筋肉の緊張をほぐしていきます。