銀行は現金を預けることができるサービスを行っているのは周知のとうりです。
とこらがその預けているお金が気がつくと、残高がマイナスになっているときもあります。
「これはやばい!!」と焦る瞬間です。
この状態は放置して大丈夫なのか・・・と不安にもなる瞬間です。
実はマイナスになる原因として総合口座が関係しているので知っておくと便利です。
総合口座の自動借入機能
総合口座は普通預金や積立預金などがセットになっているもので、1つの通帳があればすべての預金口座を管理できる仕組みとなっています。
総合口座は自動融資機能が装備されています。
これはどういう事か例を挙げて説明すると、普通預金をしている状態で、自動引き落としが普通預金の額を超えてしまうときがあります。
そうなると定期預金を担保にして自動融資が行われてしまうシステムを採用しています。
つまりは、残高がマイナスになっている時は、銀行から借り入れをしている状態です。
ただここで理解しておかなければならない事は、基本的に通帳がマイナスの状態になっていると利息が引かれ続けます。
逆にこのシステムのメリットとして、カード等の後払いの引き落としにおいて、引き落とし日にうっかり残高不足に気付かず、その際の支払いが滞る事が防げるという点が挙げられますが、その他は基本的にないので何らかの対処を行う必要があります。
マイナス残高時の対処法
口座に入金をすれば残高をプラスに戻すことができます。
当然といえば当然の事ですが、この対応が遅れてしまうとどんどん利息が差し引かれてしまう状況に陥ってしまうので注意が必要です。
他の対処法として定期預金を解約するという方法もあります。
解約をすればマイナス残高はその段階でストップされます。
自動借り入れはかなり便利なサービスですが利率が上乗せされて0.5%と高くなっています。
定期預金を利用している方で、受取利息が借り入れ利息を上回ってしまう方も多いです。
このような事態が発生してしまうと、定期預金をしている意味が全くありません。
借入額が多ければ多いほど利息も多くなってしまうので、充分気をつけましょう。
なかなか定期預金は解約したくないものだと思いますが、マイナス額が多い場合は自動借り入れを行わず、定期預金を解約をして普通預金に戻した方が安全です。
定期的に総合口座を確認してマイナス残高になる場合が多い方は、現状をお金のやり繰りを今一度見直す事をおすすめします。
参考までに
利息の具体的な計算方法ですが、20万円定期預金があるときに5万円の借り入れをしたとしましょう。
今のネット銀行では普通金利が0.02%くらいで、定期預金は0.03%くらいです。
自動借り入れを行うと利率0.5%が上乗せされます(令和元年6月現在)。
担保定期預金の金利が0.03%と仮定すると借り入れ利率は0.03%と0.5を足して0.53%(265円)です。
額はそれほど大きくはないですが、きちんとお金を管理する事で、余計な出費を抑える事は大切ですね。